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「夕方になると靴がきつい…」「ふくらはぎがパンパンでだるい…」と、足のむくみに悩んでいませんか?
マッサージだけではむくみの根本的な原因の解決はできません。足のむくみ対策には、誰でもできる簡単な「筋トレ」が効果的です。
そこで今回の記事では、
をわかりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたのむくみの原因がハッキリして、今日から実践できる解消法が手に入ります。もうつらい「むくみ」に悩まされない、スッキリした足を手に入れましょう!
もくじ

まずは結論から。誰でもすぐに始められる簡単な筋トレを3つ紹介します。 「1日3分」を目安に、無理のない範囲でやってみてください。
まずは、ふくらはぎを鍛える「カーフレイズ」です。 これは座ったままでもできる、超お手軽な運動。
これを20回繰り返しましょう。 デスクワーク中にもこっそりできるので、仕事の合間にもおすすめです。 ふくらはぎが熱くなるのを感じてくださいね。
次は、筋トレの王様「スクワット」です。 太もも全体を刺激し、ポンプ機能を最大化させます。
10回〜15回を目安に行います。 膝がつま先より前に出ないように注意するのがポイント。 最初は浅くても良いので、フォームを意識してください。
最後は、足の付け根(股関節)を刺激する「レッグランジ」です。 足の付け根にはリンパ節があり、ここを動かすと老廃物が流れやすくなります。
左右交互に10回ずつ行いましょう。 バランスを取るのが難しい場合は、壁に手をついても構いません。 股関節が伸びている感覚があればバッチリです。

むくみ(浮腫)は水分が溜まることですが、なぜ溜まってしまうのでしょうか。 特に身近な原因は以下の3つのです。
それぞれ解説します。
長時間デスクに座り続けたり、立ちっぱなしでいることはむくみの大きな原因です。 特に下半身の血液は、重力の影響でどうしても下に溜まりやすくなります。
血液や水分を心臓に戻すには、筋肉の動きが必要です。 しかし、同じ姿勢が続くと筋肉が働かないため、血液が滞ってしまうのです。
食生活の乱れも、むくみを引き起こす要因になります。 特に塩分(ナトリウム)を摂りすぎると、体は塩分濃度を薄めようと水分を溜め込みます。
逆に、水分摂取量が極端に少ない場合も注意が必要です。 水分が不足すると、体は危機を感じて「今ある水分」を手放さなくなってしまうからです。 適切な水分補給が重要になります。
足のむくみは、筋肉のポンプ機能が弱いことが最も根本的な原因です。
ふくらはぎの筋肉は、下半身の血液を心臓へ送り返すポンプの役割を果たします。
ふくらはぎのポンプ機能が弱いと、いくらマッサージをしても一時的な効果で終わってしまいます。 ポンプ自体を強化しない限り、根本的なむくみ解消にはつながりません。
原因が分かったところで、「筋トレ」がなぜ最終的な解決策になるのかを見ていきましょう。 実はマッサージよりもずっと強力な理由があるのです。

むくみの根本解決にはマッサージよりも筋トレが圧倒的に効果的です。もちろんマッサージには即効性がありますが、それはあくまで一時的なものに過ぎません。
必要なのはマッサージよりも「筋トレ」です。その理由は以下の3つ
それぞれ解説します。
むくみの最大の原因は、重力によって下半身に溜まった血液やリンパ液を、心臓へ押し戻す力が不足していることにあります。
本来、この「押し戻す力」を担っているのは、心臓ではなく筋肉です。筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、血管やリンパ管を圧迫し、ポンプのように水分を上へ上へと押し上げます。
これを「筋ポンプ作用(ミルキングアクション)」と呼びます。
筋トレをして筋肉量が増えると、歩いたり階段を登ったりする日常の動作だけで、強力なポンプが稼働します。つまり、意識してケアしなくても、勝手に水分が回収される体になるのです。
慢性的にむくんでいる人の多くは、筋肉量が少なく、体が冷えやすい傾向にあります。体が冷えると血管が収縮し、通り道が狭くなるため、水分が滞りやすくなります。
ここで重要なのが、体温を作り出す最大の器官は「筋肉」であるという事実です。
マッサージで表面を温めるのとは異なり、筋トレは「自家発電」できる体を作ります。冷えとむくみの悪循環を断ち切るには、熱源である筋肉を増やすことが最短ルートです。
これが最も重要な理由です。マッサージは「対処療法」であり、筋トレは「原因療法(根本治療)」です。
マッサージは、雨漏りしている床を拭くようなものです。拭けば一時的に綺麗になりますが、屋根(原因)を直さない限り、雨が降ればまた床は濡れます。むくみにおける「屋根の修理」こそが、筋トレです。
筋肉という「資産」を体に蓄えることで、一時的なスッキリ感ではなく、そもそも「むくまない体質」へと生まれ変わることができます。

「筋トレ」と聞くと、全身をハードに鍛えるイメージがあるかもしれません。でも、むくみを治すだけなら、あれこれ手当たり次第にやる必要はありません。
鍛えるのは「ふくらはぎ」と「太もも」の2箇所だけで十分です。 なぜなら、この2つが「体の巡り」を良くする一番重要なスイッチだから。その理由を簡単に説明します。
私たちの体には常に「重力」がかかっているため、水分はどうしても下のほう(足元)に溜まってしまいます。これを重力に逆らって、上にある心臓へ送り返してくれるのが「ふくらはぎ」です。
太ももを動かすことは、軽自動車ではなく大型トラックのエンジンをふかすようなもの。それくらい大きなパワーがあります。
つまり、難しいことは考えず、「ふくらはぎ」と「太もも」2つを動かせば「下から押し上げて(ふくらはぎ)」「通り道を広げて流す(太もも)」ことができるのです。

せっかく筋トレをするなら、効果を最大限に引き出したいですよね。 ちょっとした意識で、結果が出るスピードが変わります。
以下の2点を意識するだけで、あなたの足はもっと軽くなるでしょう。 簡単なことなので、今日から取り入れてみてください。
「むくむから水を飲まない」というのは大きな間違いです。 むしろ、水分が不足すると体は水を溜め込もうとします。
筋トレ後はコップ1杯の常温の水を飲みましょう。 新しい水を取り入れることで、古い水分が排出されやすくなります。 巡りの良い体を作るためには、水は必須アイテムです。
筋トレの水分摂取法は、筋トレ効果を最大化!正しい水分補給3つのタイミング完全解説で詳しく解説しています。
筋トレで一番大切なのは「継続」です。 1日だけ頑張っても、すぐに元の体に戻ってしまいます。
このように、生活の一部に組み込んでしまいましょう。 「やらなきゃ」と気負わず、気楽に続けることが成功の秘訣です。 3日も続けば、きっと足のラインが変わってきますよ。
むくみのないスッキリとした足を手に入れるには、マッサージよりも筋トレが効果的です。
今回のポイントをまとめました。
今回ご紹介した簡単な筋トレを続けるだけで、すっきりとした美しい下半身が手に入ります。
まずは今すぐ、座ったまま「かかと」を20回上げ下げしてみましょう!