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せっかくピラティスに通い始めたのに、「いっこうに体重が減らなくて困っていませんか?」
じつは、ピラティスで体重が落ちないのには明確な理由があります。この記事を読むと、以下のことがわかります。
最新の論文データによると、ピラティスは体重そのものよりも「体脂肪率の低下」に優れた効果を発揮することが示されています。つまり、体重計の数字が変わらなくても、あなたの体は着実に変化しているのです。
この記事を読めば、数字に振り回されず、誰もがうらやむ美しいボディラインを手に入れる方法がわかります。ぜひ最後まで読んでみてください。
もくじ

ピラティスを頑張っているのに結果が出ないと悩む方はたくさんいます。しかし、その原因は努力不足ではありません。ピラティスという運動の性質を誤解している点にあります。
なぜ「痩せない」と感じてしまうのか、代表的な理由を3つ見ていきましょう。
ピラティスだけで急激に痩せることは難しいといえます。なぜなら、ピラティス自体の消費カロリーはそれほど多くないからです。
たとえば、体重50kgの女性が1時間ランニングをした場合、約400〜500kcalを消費します。いっぽう、マットピラティスを1時間行った場合の消費カロリーは、おおよそ150〜200kcal程度です。
ダイエットの基本は「消費カロリー>摂取カロリー」であるため、ピラティス単体では劇的なカロリー消費を望めません。そのため、運動量に対して体重が減らないと感じてしまうのです。
体重計の数字が変わらなくても、焦る必要はありません。ピラティスは体重を落とすことより、骨格や筋肉を正しい位置に戻して「見た目を美しくする」ことを得意としているからです。
筋肉は脂肪よりも密度が高く、同じ体積でも重いという特徴を持っています。
ピラティスによってインナーマッスルが鍛えられると、脂肪が減っても筋肉量が増えるため、結果的に体重はプラマイゼロになることがよくあります。
数字は減っていなくても、ウエスト周りがすっきりしたり、姿勢がよくなったりしていれば大成功です。体重ではなく、鏡に映るシルエットの変化を重視してみてください。
運動している安心感から、無意識に食べすぎていませんか。どれだけピラティスで体を整えても、食生活が乱れていては痩せられません。
「運動したから大丈夫」と甘いものを食べたり、栄養バランスが偏った食事を続けたりすると、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。とくに、筋肉の材料となるタンパク質が不足すると、代謝も上がりにくくなります。
ダイエットを成功させるには、運動と食事の両輪を回すことが不可欠です。

ピラティスは体重減少に直結しにくいとはいえ、ボディメイクにおいて非常に優秀なエクササイズです。ここでは、ピラティスを続けることで得られる本来のメリットを解説します。
もっとも大きなメリットは、お腹周りの引き締め効果です。
ピラティス特有の胸式呼吸と動作は、体の深層部にあるインナーマッスル(腹横筋や骨盤底筋群など)をダイレクトに刺激します。
これらの筋肉は、内臓を正しい位置に支えるコルセットのような役割を果たしています。
インナーマッスルが衰えると内臓が下がり、下腹がぽっこりと出てしまいますが、ピラティスで鍛え直すことでお腹がフラットな状態に引き上がります。
腹筋運動(クランチ)を何十回もこなすより、ピラティスのほうが効率的にお腹を凹ませることができるでしょう。
美しい姿勢を手に入れられるのも、ピラティスの魅力です。
背骨の柔軟性を高め、骨盤のゆがみを整えることで、猫背や反り腰といった不良姿勢を根本から改善できます。
姿勢がよくなると、日常生活で使われる筋肉量が増加します。これまで使われていなかった背中や太ももの裏側の筋肉が自然と使われるようになるため、何もしなくても消費されるカロリー(基礎代謝)が向上するのです。
つまり、ピラティスは「痩せやすい体質」を作るための強固な土台づくりだといえます。
ダイエットの大敵である「ストレス」を緩和する効果も見逃せません。
ピラティスでは、交感神経を適度に刺激する胸式呼吸を行いながら、自分の体の動きに深く集中します。
この「動く瞑想」とも呼ばれるプロセスは、乱れた自律神経のバランスを整え、心身をリフレッシュさせてくれます。
ストレスがたまると、暴飲暴食に走ったり、脂肪をため込みやすいホルモンが分泌されたりするため注意が必要です。
ピラティスでメンタルを安定させることは、結果的にダイエットの挫折を防ぐことにつながります。

「体重が減らない」と悩む方にとって、学術的な研究データは大きな希望となります。ピラティスの効果は、世界中の研究者によって科学的に証明されつつあります。
ピラティスは、体重計の数字以上にあなたの「体組成(筋肉と脂肪の割合)」を改善してくれます。
2021年に発表された、ピラティスと体組成に関する包括的なメタ分析研究(過去の複数の研究データを統合して分析する手法)によると、非常に興味深い結果が報告されました。
研究チームが成人を対象とした数々の臨床試験を分析した結果、ピラティスは体重やBMIを劇的に低下させるわけではないものの、「体脂肪率を有意に減少させる」ことが明らかになったのです。
これは、体重が変わらなくても、体の中の余分な脂肪が減り、そのぶん筋肉が維持・増加していることを意味しています。
つまり、ピラティスをして「痩せない」と嘆くのは、単に測る指標を間違えているだけなのです。
体重という単一の数字にとらわれず、ウエストのサイズや体脂肪率の変化に目を向けることが、科学的にも正しいアプローチだといえます。

ピラティスの特性を理解したところで、いよいよ実践編です。ここでは、ピラティスの効果を最大化し、健康的に体を絞るための3つのステップを解説します。
まずは、運動の頻度と期間を適切に設定しましょう。月に数回思い出したように通うだけでは、体を変えることはできません。
理想的なペースは「週2〜3回」です。
ピラティスの創始者であるジョセフ・ピラティス氏は、「10回で気分が良くなり、20回で見た目が変わり、30回で完全に新しい体になる」という言葉を残しています。
週2回のペースで通えば、約3カ月で目に見える変化が現れる計算です。
最初のうちは筋肉痛や疲労感があるかもしれませんが、焦らずじっくりと継続することが成功の秘訣です。
脂肪を効率よく燃やすためには、有酸素運動とのセットが最強の解決策となります。
ピラティスでインナーマッスルを活性化させた後は、脂肪が燃焼しやすい状態になっているからです。
おすすめは、ピラティスのレッスンの後に20〜30分程度のウォーキングや軽いジョギングを行うことです。
無理に激しい運動をする必要はありません。息が弾む程度のペースで歩くだけでも、脂肪燃焼効果は格段に跳ね上がります。
ピラティスで「痩せやすい体」を作り、有酸素運動で「脂肪を燃やす」という黄金のサイクルを作り上げましょう。
ダイエットにおける有酸素運動の取り入れ方は、空腹時の有酸素運動で脂肪燃焼を最大化!朝10分で痩せる3つのコツで詳しく解説しています。
最後のステップは、毎日の食事管理です。
どれだけ素晴らしいトレーニングをしても、食事が乱れていては理想の体には近づけません。
具体的には、筋肉の合成を助ける「タンパク質」を毎食しっかりと摂取してください。
鶏むね肉、卵、大豆製品、魚などが代表的です。
あわせて、揚げ物やスナック菓子などの「脂質」を控えるよう心がけます。
極端な糖質制限をする必要はありませんが、白米を玄米に変えるなど、血糖値を急上昇させない工夫を取り入れるとさらに効果的です。
運動と食事をセットで考えることで、あなたの体は内側から確実に変わっていくはずです。
ピラティスで「痩せない」と感じる原因から、最新研究に基づく本当の効果、そして確実な解決策までをお伝えしました。あらためて要点を整理します。
ピラティスは、体重計の数字を減らすだけの魔法の運動ではありません。しかし、正しい知識を持って取り組めば、リバウンドしにくい美しく健康的な体を作る最強のツールとなります。
今日から体重計に乗るのを少しお休みして、鏡の前で自分の体の変化を観察してみませんか。焦らず正しいステップを踏んでいけば、必ず結果はついてきますよ