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ウェルネスライフを深く知り、明日の行動に活かしてみませんか?
原因不明の肩こりや頭痛に悩んでいませんか?その不調、無意識の「猫背」が原因かもしれません。
でもご安心ください、体の土台である「筋肉」にアプローチすれば姿勢は改善できます。
この記事では、運動が苦手な方でもできる朝10分の簡単ルーティンを解説。私自身もこの方法で長年の不調から解放されました。
この記事を読めば、あなたも不調知らずの軽い体と、自信に満ちた毎日を手に入れられるはずです。
もくじ
「猫背をなんとかしたい!」と思った方は、これからご紹介する朝10分の3ステップルーティンを実践するだけで、あなたの体は少しずつ変わっていきます。
朝にルーティンを行うのには、ちゃんとした理由があります。 それは、寝ている間に固まった筋肉をリセットし、体に「これが正しい姿勢だよ」と教え込んだ状態で1日をスタートできるからです。 朝一番に背筋を伸ばすことで、日中も良い姿勢を意識しやすくなり、代謝アップも期待できるなど、良いことづくめになります。
長時間同じ姿勢でいることで固まりがちな背骨と首を、ゆっくりと動かしてなめらかにしていきます。呼吸に合わせて、気持ちよく動くのがポイントです。
猫背の原因である「巻き肩」を改善し、肩甲骨を正しい位置に戻すためのトレーニングです。壁を使うことで、正しいフォームを意識しやすくなります。
仕上げに、猫背の原因の一つである骨盤の傾きを整え、姿勢の土台を安定させます。お尻の筋肉を意識することがポイントです。
では、なぜこのようなルーティンが必要なのでしょうか。次に、猫背になってしまう根本的な原因を見ていきましょう。
猫背の原因を知ることで、普段の生活から意識を変えることができます。主な原因は次の3つです。
PCやスマホの画面を見ているとき、無意識に頭が前に出て、背中が丸まっていませんか? 人の頭の重さは約5kgもあり、ボーリングの球と同じくらいです。その重さを首や肩の筋肉だけで無理に支え続けることで、猫背の姿勢が体に染みついてしまうのです。
本来、私たちの背骨は、背中とお腹の筋肉によって支えられています。しかし、運動不足などでこれらの筋肉が弱くなると、重力に負けて背中が丸まってしまいます。 また、長時間同じ姿勢でいることで胸の筋肉が硬く縮こまると、肩が前に引っ張られ、猫背の姿勢が固定されてしまうのです。
いつも同じ方の脚を組んだり、片足に重心をかけて立ったりする癖はありませんか? このような何気ない癖は、体の土台である骨盤をゆがませる原因になります。骨盤がゆがむと、その上にある背骨のバランスも崩れ、結果として猫背を引き起こしてしまうのです。
これらの原因によって引き起こされる猫背ですが、単に見た目が悪いだけではありません。次に、猫背がもたらす体への危険なサインについて解説します。
「ただ姿勢が悪いだけでしょ」と軽く考えてはいけません。猫背は、あなたが思っている以上に、心と体に様々な悪影響を及ぼします。
猫背の姿勢は、首や肩、腰の筋肉に常に大きな負担をかけている状態です。筋肉がずっと緊張しているため血行が悪くなり、何をしても治らない、つらいこりや痛みの直接的な原因となります。
背中が丸まると、胸が圧迫されて肺が十分に膨らむことができません。これにより呼吸が浅くなり、体内に取り込める酸素の量が減少します。酸素不足は、慢性的な疲労感や集中力の低下につながります。
背筋が伸びている人は、若々しく自信に満ちあふれて見えますよね。反対に、猫背だと実年齢より老けて見えたり、うつむきがちで元気がない印象を与えてしまったりと、見た目で損をしてしまうことが多いのです。
背骨の周りには、心と体の調子を整える「自律神経」という大切な神経が通っています。猫背で背骨周りの筋肉が固まると、この自律神経の働きが乱れやすくなります。その結果、原因がよくわからない頭痛やめまい、寝つきの悪さといった不調を引き起こすことがあるのです。
ここまで読んで、猫背を改善する必要性を感じていただけたと思います。最後に、朝のルーティンを無理なく続けるためのコツをお伝えします。
どんなに良い方法でも、続けなければ意味がありません。でも、「毎日頑張るぞ!」と意気込む必要はありませんよ。三日坊主にならないための、簡単なコツを3つご紹介します。
「毎日必ずやらなければ」と考えると、1日でもできない日があると「もうダメだ」と挫折してしまいがちです。まずは「月・水・金だけやってみよう」というように、週3日を目標にしてみましょう。ハードルをぐっと下げることが、長く続ける一番の秘訣です。
「運動の時間」と考えると面倒に感じるかもしれません。そんなときは、「朝の好きな音楽を聴く時間」に、ついでにストレッチをするくらいの軽い気持ちで始めてみましょう。アップテンポな曲でも、ゆったりした曲でもOK。1〜2曲聴いているうちに、あっという間にルーティンが終わりますよ。
自分の体の変化は、毎日見ていると意外と気づきにくいものです。週に一度で良いので、家族に頼んだり、セルフタイマーを使ったりして、あなたの横からの立ち姿を撮影してみてください。1ヶ月前の写真と見比べたとき、少しでも変化があれば、それが大きなモチベーションになるはずです。
今回は、猫背を改善するための朝10分ルーティンについて解説しました。
この記事を読んで、「自分にもできそう」と思っていただけたら嬉しいです。 今日からすべてを完璧にこなす必要はありません。まずは明日の朝、ステップ1の「キャットカウ」だけでも試してみませんか?
その小さな一歩を続ければ、あなたの体は必ず応えてくれます。自信に満ちた理想の姿勢と、不調知らずの健康な毎日を、ぜひ手に入れてください。